卓越した品質と圧倒的なセンスで世界中から愛されているLOUIS VUITTON(ルイ・ヴィトン)。
各国のセレブたちだけでなく、日本国内でも憧れている人が多いヴィトンですが、そもそもどこの国のブランドなのか、商品のルーツや製造国の情報まで把握している人は意外と少ないのではないでしょうか。
今回は、ルイ・ヴィトンの本拠地や有名になった理由などを紹介するとともに、製品の製造国を調べる方法として、シリアルナンバーの見方について解説します。
創立 | 1854年 |
創設者 | ルイ・ヴィトン |
本社の拠点 | フランス・パリ |
主な製造国 | フランス、イタリア、スペイン、アメリカほか |
ブランドのルーツを知ることで、アイテム一つひとつへの愛着もアップするはず。ヴィトン好きの方必見の内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧ください。
ヴィトンの本拠地はフランスのパリ|1854年に創立
ルイヴィトンの始まりは1854年、トランク製造職人として活躍していたルイ・ヴィトンがパリで自身の店を開いたところまで遡ります。彼が作るトランクが1867年のパリ万国博覧会で銅メダルを受賞したのをきっかけに有名となり、以降はバッグを中心に高級素材を使ったファッションアイテムを手がける世界的ブランドへと成長してゆきました。
ちなみに、ヴィトンの象徴である「モノグラム」は、ブランドの人気が広がり始めた頃に模倣品対策としてルイの息子がデザインしたものです。
1970年代以降にはビジネス拡大が続き、アメリカや中国、日本にも本格的に上陸。2000年代にはウォッチの展開もスタートさせるなど、ブランドの勢いは留まることなく拡大していき今に至ります。
2024年現在は全世界で400以上の店舗を展開していますが、本店は今でもフランス・パリのシャンゼリゼ通りに構えています。パリはブランド誕生の地でもあり、ヴィトンの聖地として位置付けられているのです。
ヴィトン製品を安く買える国はある?
ルイヴィトンの財布やバッグを少しでも安く手に入れたい方は、日本国内やオンラインショップではなく海外でのお買い物がおすすめです。特に、フランスをはじめとするヨーロッパ圏は製造元から販売店までの送料や関税がかかりにくく、最終的な販売価格は日本よりも10%〜30%ほど安くなります。
日本円に換算したときの販売価格は為替によって変動しますが、円高の時期は特に狙い目ですので定期的にチェックしておきましょう。
また、ヨーロッパでは日本よりも早く新作が発売されるので、最旬の人気モデルや限定カラー品をいち早く手に入れることもできます。
ただし、全世界共通でルイヴィトンはアウトレット品を公式販売しておりませんので、もし海外でアウトレットを冠した商品を見つけた時は十分に注意してください。偽物にお金を使ってしまわないように、必ず現地の正規店から商品を探すようにしましょう。
ヴィトンのシリアルナンバーから製造国を見分ける方法
今や各国で販売されているルイ・ヴィトンですが、トータルの店舗数に対して製造を手がけている国はそう多くはなく、残念ながら日本は製造国に選ばれていません。
しかし、日本で販売されているヴィトンのアイテムがどの国で製造された商品なのかをチェックする裏技はあります。
というのも、ヴィトンの商品には正規品であることを示すシリアルナンバーが記されており、製造国によってアルファベットの組み合わせは決められているのです。
実際にルイ・ヴィトンの製造をおこなっている、各国のシリアルナンバーのアルファベットを以下にまとめました。
フランス製 | AA、AC、AH、AN、AR、AS、BA、BJ、BU、CT、DU、ET、FL、LW、MB、MI、MS、NO、SL、SN、SP、SR、TA、TH、TJ、TN、TR、TS、VI、VX、RA、RI、 A0、A1、A2、A3、AAS |
イタリア製 | BC、BO、CE、FO、MA、RC、RE |
スペイン製 | CA、GI、LM、LO、LB |
アメリカ製 | FC、FH、SD、LA、OS |
スイス製 | FA、D1 |
ドイツ製 | LP |
本場であるフランスをはじめ、やはりイタリアやスペインなどのヨーロッパが多くを占めているのが分かりますね。
ちなみに、シリアルナンバーのアルファベットに続く数字は商品の製造年月を表しています。
- 1990年以前の商品:製造年+製造月を示す3〜4桁の数字(例)835⇒1983年5月製造の商品
- 1990年以降の商品:2桁目と4桁目が製造年、1桁目と3桁目が製造月を示す4桁の数字(例)0968⇒1998年6月製造の商品
シリアルナンバーひとつで製造国・製造年月がひと目で分かるようになっているので、仕組みを知っておいて損はありません。
ヴィトン品のシリアルナンバーが見つからない時は?
先ほどもお伝えしたように、シリアルナンバーは本物のヴィトンの商品であることを証明するために記されているものです。言い換えれば、ヴィトンのアイテムを装った偽物にはナンバーはついていません。
購入した財布やバッグにシリアルナンバーが無かった場合、どのように対処すべきなのかを3つのパターンに分けて解説します。
2021年以降のヴィトンにはシリアルナンバーがついていない
前提として、ヴィトンのシリアルナンバーは2021年に廃止されています。新たな偽物品対策として、今では商品の製造国と製造年月の情報が埋め込まれたRFIDタグと呼ばれるICチップがつくようになりました。
そのため、2021年以降に発売された商品にはそもそもシリアルナンバーがありません。
もし購入した新作のヴィトンにシリアルナンバーが無くても、RFIDタグさえついていれば偽物ではありませんのでご安心ください。
ちなみに、RFIDタグの情報を読み取る専用のアプリがあるので、気になる製造情報は手元のスマホから確認できますよ。
バッグの内側や財布の小さなポケットも確認する
シリアルナンバーは記号と数字の文字列ですので、当然ながら財布やバッグのデザインには合っていません。ひと目見て分かるような箇所には無く、たいていは内ポケットやバッグの中のすみっこのほう、ファスナーの縫い目の近くなどにひっそりと記されています。
商品にシリアルナンバーが無いのではなく、単純に見つけられていないだけの可能性もありますので、よくよく探してみましょう。
また、中古品の場合は経年劣化によってシリアルナンバーの印字が消えてしまっているケースもあります。よく目を凝らして見て、どうしても見つからない場合は購入元に聞いてみるのも良いでしょう。
購入元によっては偽物の可能性も
ここまでのポイントを踏まえてもシリアルナンバーが見つからない場合は、いよいよ偽物の可能性が浮上してきます。ルイヴィトンの正規販売店以外で購入した場合は、販売元や専門の査定士に相談しましょう。
特に、フリマサイトやネットオークションなどからオンラインで購入してしまった場合は、シリアルナンバーがあっても偽物である可能性があります。本物のヴィトンと思い込ませるための巧妙な細工がされていますので、ネットでの購入は極力避けてください。
購入したヴィトンが偽物かもしれないと思ったら、一度ブランドの買取販売をおこなっている質屋サービスを利用してみるのがおすすめです。かんてい局では偽物・コピー品は一切取り扱っておりませんので、査定に出せば本物かどうかが分かります。
「かんてい局」なら各国のヴィトンを安く購入できる!
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全国展開の店舗とオンラインショップで幅広い商品を取りそろえており、ルイヴィトンの中古アイテムもかなり充実しているため、本場フランスで製造された掘り出し物も見つかるかもしれません。
また、ネットで簡単にお申し込みいただける「お試し査定」も実施しておりますので、手元のヴィトンにどれくらいの価値があるのか気になっている方もぜひチェックしてみてください。
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ルイヴィトンの製造国に関するよくある質問
最後に、ルイヴィトンの製造国について、よくある質問にお答えします。
- Q.ルイヴィトンはどこの国のものですか?
- Q.ルイヴィトンは日本とフランスどちらが安いですか?
- Q.ルイヴィトンのブランドイメージを教えてください
Q.ルイヴィトンはどこの国のものですか?
LOUIS VUITTON(ルイヴィトン)はフランスのブランドです。1854年にルイ・ヴィトンによって創業され、パリに最初の店舗がオープンしました。ブランドの製造ラインが拡大し、高い品質はそのままに各国で製造が行われるようになった2024年現在も、ブランドの本拠地はフランスにあります。
Q.ルイヴィトンは日本とフランスどちらが安いですか?
実際のところはアイテムによって異なりますが、全体的な傾向としては、ルイヴィトンの本拠地であるフランスのほうが安く購入できます。日本国内でヴィトンを購入する場合、海外で製造された商品が届くまでの輸送費や関税などの追加費用がプラスされているからです。具体的な価格差は商品によってさまざまですが、フランスの方が日本よりも平均して10〜30%ほど安いと言われています。
Q.ルイヴィトンのブランドイメージを教えてください
ルイヴィトンはハイブランドの王道、業界トップレベルの品質、セレブ御用達といったブランドイメージが挙げられます。厳選された素材と熟練の職人による手作業で製造されるアイテムはどれも耐久性とデザイン性を兼ね備えており、間違いなく世界トップレベルのブランドと言えるでしょう。
ハイブランドにそれほど詳しくない人でも分かるほどの圧倒的な知名度を誇っているため、一部のオシャレ好きからは王道すぎるという声もあるようです。
ルイヴィトンの製造国について | まとめ
以上、この記事ではルイヴィトンの歴史や製造国、海外でのお買い物事情などについて紹介しました。
ルイ・ヴィトンはフランスのパリに本拠地を構え、ヨーロッパを中心に各国でその技術とセンスを発揮しています。それぞれの商品がどの国で造られたものなのかは、シリアルナンバーやRFIDタグからチェックできますので、アイテムの情報を詳しく知りたい方は一度調べてみましょう。
また、かんてい局では徹底した査定管理のもと、幅広い年代のヴィトンのアイテムを取り扱っておりますので、バッグや財布をお探しの際はぜひご活用ください。