誰もが一度は憧れるハイブランド品の代表格・CHANEL(シャネル)。圧倒的な人気の裏では、マトラッセに酷似した偽物やスーパーコピー品もかなり多く出回っているのが実情です。
そこでこの記事では、シャネルの本物と偽物を見分けるポイントについて徹底的に解説します。
ロゴやシリアルナンバーをチェックする方法だけでなく、マトラッセやヴィンテージ品特有の見分け方についても紹介しているので、ぜひご参考ください。
【全商品共通】シャネルの偽物・スーパーコピー品の見分け方
まずは、シャネルのすべての商品に共通している偽物の見分け方について解説します。
注目すべきポイントは、以下の5つです。
- ギャランティカードのフォントやホログラムが違う
- シリアルナンバーが刻印された金製プレートの処理
- ロゴの印字の形や長さが違う
- ファスナーが「YKK」製造
- 2021年以降のモデルにシリアルシールがある
これらはバッグ・財布・ジュエリー・その他すべての商品に当てはまる特徴ですので、シャネルが好きな人はぜひ覚えておきましょう。
①ギャランティカードのフォントやホログラムが違う
2021年よりも前に購入された商品には、シャネルの正規品であることを証明するギャランティカード(Gカード)が付属しています。
本物のギャランティカードの印字は隅々まで美しく、一文字一文字くっきりと綺麗に印刷されています。また、シリアル番号の隣にシャネルのココマークが見え隠れするホログラムが仕込まれていて、細部まで高い技術が施されているのが分かります。
一方で偽物のギャランティカードは、1文字でも印字が崩れていたり、文字のインクが粗かったりします。また、透かしに光を当ててもココマークが見えなかったり、光の角度を変えても模様が変わりません。
ギャランティカードは細部にミスが現れやすいので、じっくり観察して少しでも違和感を覚えたら他のポイントもチェックしてみましょう。
②シリアルナンバーが刻印された金製プレートの処理
ここ3〜4年に発売された新しいモデルには、バッグや財布の内側にシリアルナンバーが刻印された金製プレートがついています。
英数字が乱れることなく、きっちりと記されているかどうかチェックしておきましょう。
ちなみに、この金属製プレートを留めているネジは、ほとんどの場合マイナスネジが使われています。もし、プラスネジが使われている場合は、他の特徴もチェックして偽物ではないか確認しましょう。
③ロゴの印字の形や長さが違う
どの商品にも必ず印字されている「CHANEL」のロゴにも、偽物と本物を見分けるヒントがたくさんあります。
シャネルの実際のロゴを確認すると、たとえば「C」は書き始めと書き終わりの切り口が斜めになっています。また、「A」や「N」の先端部分は平らで、「E」は3つの横のラインの長さがそれぞれ少しずつ違っています。
つまり、「A」や「N」の先端が尖っていたり、「E」の横線がすべて同じ長さである場合は偽物と断定できます。
④ファスナーが「YKK」製造
財布やバッグにファスナーが付いている場合は、ファスナープルに印字されている製造社を確認します。
通常、シャネルの商品に使用されるファスナーはすべて「EP社」が製造したものです。実物をよく確認して「YKK」という印字や、EP以外の印字がある場合は注意しましょう。
一部、シャネル以外の会社が製造を請け負った商品には「YKK」製のファスナーが使われているそうですが、判断基準の一つとして参考にしてみてください。
⑤2021年以降のモデルにシリアルシールがある
正規品を証明するために用意されていたシリアルシールとギャランティカードですが、シャネルでは2021年に廃止されることになりました。以降はその代わりとして、商品に付いている金具にシリアルナンバーが印字されています。
つまり、2021年以降に発売されたはずのモデルにシリアルシールやギャランティカードが付いてきた場合、偽物である可能性が浮上します。
正規品に見せるためのトラップである可能性もあるので、「シリアルシールが付いている=正規品」と思い込まないように注意しましょう。
【補足】偽物かどうか見分けがつかないときは?
ここまでご紹介したポイントをチェックしても偽物かどうか分からないときは、査定に出して鑑定士に見てもらうのが得策です。中には、素人が見極められないようなスーパーコピー品も存在しますので、その道のプロにお任せしましょう。
一般的に、ルイヴィトンはハイブランドの中でも特に需要が高いため、よほど状態が悪くない限り中古買取を断られることはほとんどありません。
もし手持ちのルイヴィトンを査定に出して買取を断られてしまった場合は、偽物である可能性がきわめて高くなります。
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シャネルのマトラッセの偽物の見分け方
シャネルのブランド品の中でも、特に偽物が多く出回っているのが「マトラッセ」のシリーズです。
シャネルのアイコンとも言える大人気商品で、ファンが多いだけに偽物の精度も高い傾向にあります。
以下の3つのカテゴリに分けて、マトラッセの見分け方を確認していきましょう。
- バッグ
- 財布
- ピアス
バッグの見分け方
まずは「マトラッセ」の中でも一番人気のバッグから解説します。
外側の素材感やターンロック、フラップ部分、ストラップなど、パーツが多いぶん見分けがつくポイントもいくつかあります。
ここでは、偽物と本物の違いが顕著に出やすい部分を3つ紹介します。
*マトラッセ(模様)が縦長か横長か
シャネルの代表作であるマトラッセならではの見分け方として、マトラッセ(模様)の形状を観察するという方法があります。
マトラッセは上品なダイヤ柄が格子のように連なっているのが特徴ですが、ダイヤの形状は”縦長”です。購入したバッグを正面から見たときに、マトラッセのダイヤの形がコマのように”横長”になっている場合、偽物の可能性がきわめて高くなります。
また、マトラッセの形が1箇所でも崩れていたり、アンバランスに感じるときも要注意です。
*ターンロックの金具の処理
マトラッセのバッグの醍醐味であるココマークのターンロック。ここもシャネルの職人技と偽物の差が出やすい部分です。
本物のターンロックには、ありとあらゆる部分まで丁寧にメッキ処理と研磨が施されています。ロックを回したときにどこか1箇所でも尖っていたり欠けていたりすると、偽物である可能性が浮上してきます。
また、金具の黄色っぽい色味が強すぎる場合も、”金具風”に見せているだけの可能性があります。
*ダブルフラップのボタンの研磨
バッグのフラップ部分にボタンが付いているモデルの場合は、ボタンの穴の中と突起部分を確認しましょう。ボタンの穴を見たときに、奥の部分が崩れていたりメッシュ状になっていたら偽物です。
また、ボタンの突起先端が粗っぽく、ザラッとした感触が少しでもあれば注意しましょう。細部に至るまで研磨がかけられていて、つるつるとした引っかかりのない感触が本物です。
財布の見分け方
マトラッセの財布も、シャネルの中ではかなりの人気商品です。
お財布の偽物を見分けるときには、すでにご紹介したポイントに加えて、ファスナーやチェーンに注目してみましょう。
*ファスナーが安っぽくないか
コンパクトなサイズによくあるファスナータイプのお財布なら、ファスナーのつなぎ目の部分をチェックしましょう。
本物は高級感のある金具が使われていますが、偽物の中にはつなぎ目にプラスチックを使っているものもあります。プラスチックは金具風に見せていても色味に違和感があり、光沢や重厚感がありません。
実際にファスナーを開閉したり、爪で叩いてみて軽い感触があったときはプラスチック製の可能性が高いでしょう。
*チェーンが綺麗に織り込まれているか
マトラッセの財布には、ショルダー用のチェーンが付属している商品もありますが、チェーンは技術の差が特に現れやすいパーツです。
例えば、本来ならチェーンの中皮がすべて内側になるように三つ折りで丁寧に織り込まれていますが、偽物は形が不揃いだったり、つなぎ目が粗かったりします。
また、本物のチェーンには留め具の部分にも刻印が施されています。留め具がただのフックだったり、刻印が崩れている場合は偽物の可能性を疑いましょう。
ピアスの見分け方
シャネルは革製品だけでなくジュエリーの展開も豊富で、特にピアスは「マトラッセ」シリーズのものを含めて、人気モデルが数多く展開されています。しかし一方で、偽物に引っかかりやすい商品でもあるようです。
ここではシャネルピアスの見分け方を2つご紹介します。
*ギャランティカードが付属しているかどうか
シャネル公式のギャランティカードが付属するのは、バッグ等の革製品のみです。ピアスをはじめとするジュエリーのギャランティカードは存在しません。
よって、もしピアスを購入してギャランティカードが付いてきたときは、その時点で偽物と断定して良いでしょう。
*商品情報に「コピー品」の記載は無いか
シャネルは人気が高すぎるあまり、「コピー品」と銘打って偽物を堂々と販売している人も意外と少なくありません。高級な革素材が必要なバッグや財布と違って、ハンドメイドしやすいピアスはコピー品が出回りやすいのです。
そのため、シャネルのピアスを購入する際には必ず商品情報を隅々までチェックして、本当に正規品であるかどうかを確認しましょう。
「偽物」ではなく、「シャネルのスーパーコピー」「ココマークがモチーフのピアス」といった表現が使われているので要注意です。
ヴィンテージシャネルの偽物を見極めるときのポイント
製造から20年以上経過した「ヴィンテージ・シャネル」は、偽物を見極めるのが特に難しいアイテムです。
金具のキズやほころび、革の色褪せはヴィンテージならではの魅力ですが、現行のものと大きく異なるため見極めのポイントも変わってきます。
ブティックシールがあるかどうか
ブティックシールとは、商品を国内の正規店で購入した際に付属する数字付きのシールです。シャネルでは2016年に廃止され、現在は使われていません。
裏を返せば、2016年よりも前に購入した商品にはブティックシールが付属しているはずです。
決定打になるような見極めポイントではありませんが、もしブティックシールが無いヴィンテージシャネルを購入した場合は、偽物の可能性を疑うといいでしょう。
逆ココマークかどうか
ヴィンテージシャネルの中には、「逆ココマーク」の金具が付いたアイテムがまれに存在しています。
ココマーク2つの「C」の重なり方が、通常と逆になっているデザインのものです。
- 通常のココマーク:右の「C」が下、左の「C」が上
- 逆ココマーク:右の「C」が上、左の「C」が下
中古販売でもめったにない珍しいデザインですが、ヴィンテージシャネルが本物かどうか確かめる一つの手がかりとして参考にしてみてください。
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シャネルほどのハイブランド品となると、「中古品でも良いから安く手に入れたい……!」と思う方もいることでしょう。
しかし、メルカリ等のフリマアプリで購入すると偽物を引き当ててしまう確率がかなり高くなるためおすすめできません。
ここまでお伝えしたように、偽物を見分けるためには商品の内側にあるタグやロゴの縫製、素材感、匂いなど、実物がないと確認できない部分をチェックする必要があります。その点、メルカリ等の誰でも出品できるフリマサイトでは本物との見分けが全くつかないので、購入はできる限りやめておきましょう。
もし中古品を購入するなら、出品元がハッキリしている質屋サービスを利用するのがおすすめです。
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シャネルの偽物の見分け方|まとめ
以上、シャネルの本物と偽物の見分け方についてカテゴリーやモデル別にご紹介しました。
昨今の物価高騰の影響で、シャネルの需要は今もなお増え続けており、同時に偽物商品の精度もどんどん上がってきています。
マトラッセが偽物と知らずに堂々と街を歩いてしまった……なんてことにならないためにも、偽物の特徴が出やすいポイントをしっかりと抑えておきましょう。
リスクを減らしてより確実に本物をゲットしたい方は、鑑定士の査定をクリアした中古販売サービスから商品を探すのもおすすめです。