「バーキン(BIRKIN)」と「ケリー(KELLY)」は、世界的な人気を誇るブランド「エルメス」が展開しているコレクションです。
本記事では、エルメスの代表作として真っ先に名前が上がるバーキンとケリーの違いについて、値段やサイズ、デザインなどさまざまな観点から比較しています。
また当社の「かんてい局」では、エルメスを含む高級ブランドの買取と販売を行っており、記事の中ではリセールバリューを含めたバーキンの人気度についても解説しています。
エルメスのバッグをお探しの方はもちろん、少しでも高値で買い取りに出したいとお考えの方も、ぜひ参考にしてみてください。
▼バーキンやケリーを安く購入したい方
▼バーキンやケリーを高く売りたい方
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そもそも「バーキン」と「ケリー」とは?
バーキン | ケリー |
1984年に登場。イギリスの女優ジェーン・バーキンが由来 | 1935年から販売。モナコのグレース・ケリー公妃が由来 |
「バーキン」と「ケリー」は、どちらもエルメス(HERMES)を代表するモデルとして絶大な人気を誇る商品です。エルメスに憧れていた女性が最初に購入することも多く、そのデザインは気品と存在感にあふれています。
バーキンとは
引用:エルメス公式サイト
バーキンが登場したのは1984年。当時のエルメスのCEOであった「ジャン=ルイ・デュマ」が飛行機に乗った際、たまたま同乗していた英国の女優ジェーン・バーキンが大容量で機能的なバッグを欲しがっていたことから考案されました。
そのためバーキンは他のモデルよりも機能性や収納力に優れており、ヘリテージ・レザーと呼ばれる希少な素材が使われているため、使えば使うほど革に味が出る経年変化も楽しめます。
ケリーとは
引用:エルメス公式サイト
ケリーが発売されたのは、バーキンよりもはるかに昔の1935年。もともとは「サック・ア・クロア」という商品名で販売されていましたが、1956年にモナコのグレース・ケリー公妃が使用したことで注目を集め、公妃の名前を取って「ケリーバッグ」と呼ばれるようになりました。
型くずれしにくい構造が特徴で、ドレスやフォーマルウェアとも相性が良いため、世界中のセレブたちも愛用しています。
バーキンとケリーの違いを徹底比較!値段やサイズは?
一見するとバーキンもケリーも同じような見た目をしていますが、細かいパーツの一つひとつや商品のラインナップにも違いがあるのです。
以下の4つの観点から2つのモデルを比較し、違いを詳しく解説していきます。
- 由来の違い
- 値段の違い
- デザインの違い
- サイズの違い
由来の違い
冒頭でもお伝えしたように、バーキンとケリーでは誕生の経緯がまったく異なります。
ケリーは、もともとサドルバッグをアレンジして販売されていたものが注目を浴びるようになった一方で、バーキンは最初から新しい商品を作り出す目的で開発されました。
どちらも火付け役となった有名人の名前を冠しているという点では同じですが、バックグラウンドを知るとまた見え方が変わってきますね。
値段の違い
バーキン | ケリー |
新品価格1,200,000〜2,000,000円 | 新品価格1,200,000〜1,500,000円 |
中古価格1,000,000〜1,700,000円 | 中古価格600,000〜1,200,000円 |
バーキンもケリーも価格に決定的な差はありませんが、どちらかというとバーキンのほうが値段が高い傾向にあります。
収納力重視のバーキンはサイズ感や素材の耐久性にこだわっているため、モデルによっては200万円を超えることもあるようです。デイリー使いにも向いているので需要が高く、希少価値が高いことも理由として考えられます。
デザインの違い
バーキン | ケリー |
ハンドルが2本間口が広くマチ幅が調整できるショルダーストラップがついていない | ハンドルが1本マチ幅は固定されているショルダーストラップがついている |
バーキンとケリーのデザインの違いを端的に言うなら、「デイリーユースのバーキン、おしゃれ向けのケリー」といったところでしょうか。
バーキンはハイブランドバッグでも日常的に使えることを重視した設計がされており、2本のハンドルがパカッと大きく開く構造が特徴です。マチ幅にゆとりがあるので容量に余裕があり、お出かけはもちろん仕事やデート、海外旅行などさまざまなシーンで使えます。
一方、ケリーはバーキンよりもクラシカル、エレガントな雰囲気が強く、よりフォーマルな使用を想定してデザインされています。フロントのクロージャーとハンドル1本のフラップのシルエットが高級感を演出しており、ハンドバッグにもショルダーバッグにもできるストラップが付属しているのも独自の特徴です。
カジュアルな服装よりも、ワンピースやドレスといったスタイルと組み合わせるのがおすすめでしょう。
サイズの違い
バーキン | ケリー |
25、30、35、40、45、50、55 全7展開 | 15、20、25、28、32、35、40、50全8展開 |
バーキンは25から55までの7つのサイズ展開があり、特に中間のサイズが人気です。
対して、ケリーは15から50までの8つのサイズがあり、より小ぶりなサイズが人気とされています。
先ほどもお伝えしたように、バーキンは機能性、ケリーはデザイン性を重視して選ばれる傾向があるので、サイズ展開や購入する人の選び方も変わってきます。
【補足】バーキンとケリーの共通点はある?
いろいろな観点から違いが見られるバーキンとケリーですが、共通点もあります。
まず、エルメスのトレードマークとも言えるフロントのカデナやクローシュが施されていること。そして、フラップバッグのシルエットでクロアを回して開閉するという構造です。
この2点はケリーとバーキンのみならず、他のモデルのバッグにも見られるデザインで、エルメスを代表する特徴と言えるでしょう。
バーキンとケリーはどっちのほうが人気が高い?
バーキンとケリー、どちらもエルメスを代表するバッグとして高い人気を誇っている商品ですが、どちらかというとバーキンの方が人気は高いとされています。
ファッションアイテムとしての要素が強いケリーに対して、バーキンはバッグとしての機能がたっぷりと盛り込まれているので、エルメスをよく知らない人でも使いやすくなっています。おしゃれ用にも通勤用にも使えるので、誕生日プレゼントや大人世代の贈り物としても重宝されているようです。
また、バーキンは限定モデルやモダンなカラーリングの展開が多く、世界的な女優や名だたるセレブたちが愛用している様子がSNS等でも発信されています。
しかし、最近ではバーキンの生産が追いついていない影響もあって、ファンの需要がケリーに流れているという傾向も出始めているとの声もあります。デザイン性が高く、エルメスらしい高級感を楽しみたい方はケリーのほうがおすすめです。
希少価値の高いバーキンやケリーの買い方
世界的な知名度を誇るエルメスの代表作であるバーキンとケリーは、持っていることが一つのステータスであると言われるほどの高い価値があります。
しかし、いずれのモデルも入手するのはきわめて難しく、正規ルートでも半年、1年、場合によっては3年以上買えないなんてケースも珍しくないとか。
バーキンやケリーを安全に買う方法は無いのか…2つの購入方法をメリット・デメリットも踏まえて解説していきます。
エルメスの直営店で購入する
最もオーソドックスな方法としては、エルメスの直営店に直接足を運ぶこと。直営店では、最新のコレクションから希少な限定品まで幅広い品揃えが期待でき、販売員さんの丁寧なサービスを受けながら新品のバーキンやケリーを定価で手に入れられます。
しかし、バーキンやケリーのような人気モデルはきわめて入手困難で、いつお店に行っても在庫切れになっている場合がほとんどです。
もし見つけられたとしても、ちょうどいいサイズや欲しかったカラーは完売しているケースが多く、お目当てのアイテムを買うには根気強く通い続けなければなりません。
もちろん、正規品を本来の価格で購入できるという最大のメリットはありますが、幸運に恵まれないと買えないのでお金と時間に余裕がある方におすすめします。
中古買取りを行う質屋サービスを利用する
新品へのこだわりがなく、とにかくバーキンやケリーを手に入れたいという方には質屋や中古品販売のサービスがおすすめです。
中古は品質が心配に思われるかもしれませんが、鑑定士がしっかりとチェックしているお店なら、新品さながらのキレイな商品が揃っていて廃盤カラーやレアなモデルに出会える可能性もあります。
状態や年代、カラーによって価格帯に幅がありますが、ヴィンテージ品が好きで「中古でも良い」と思えるのなら、入荷を待つことなく低価格でバッグを買える質屋サービスを活用してみましょう。
バーキンやケリーのレアアイテムをお探しなら「かんてい局」へ!
当社が運営している「かんてい局」では、エルメスをはじめさまざまなハイブランド商品の買取&販売を行っています。
全国各地に拠点を置き、ラグジュアリーのバッグをはじめ、アクセサリーや腕時計、アパレルなど幅広いジャンルで大手高級ブランドを取り扱っています。
専門の鑑定士が入念なチェックを行っているため、コピー品や偽物の取り扱いは一切行っておりません。本当に価値のあるものだけを、できるだけ高値で買い取り、少しでも低価格で販売することを目指しています。
最近ではブランド品を投資として購入する方も増えてきていますが、入手困難なバーキンやケリーは資産価値も非常に高く、高値での買い取りをご期待いただけます。
憧れのエルメスを手に入れたい方も、お手持ちのバーキンを高く売りたい方も、ぜひ「かんてい局」へご相談ください。
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バーキンとケリーの違いに関するよくある質問
バーキンとケリーの違いがわかってきたところで、エルメスのバッグに関してよくある質問を調査してみました。
- Q.バーキンとケリーで資産価値が高いのはどっちですか?
- Q.バーキンはなぜ高いのですか?
- Q.バーキンで1番高い商品は何ですか?
- Q.バーキンやケリーはなぜ売ってもらえない?
バッグの特徴を把握しておくことで、購入時はもちろん買取りに出すときも役に立ちますよ。
Q.バーキンとケリーで資産価値が高いのはどっちですか?
どちらもエルメスの中ではきわめて高い資産価値を持つバッグですが、世間的にはバーキンの方が価値が高いとされています。
ケリーはクラシカルな装いをベースとしており、新しいデザインや限定品が発売される頻度はバーキンほど多くはありません。一方でバーキンは生産数が限られており、特に希少な素材や限定モデルは時間が経つにつれて価値が増していく傾向にあります。
Q.バーキンはなぜ高いのですか?
バーキンは希少価値がきわめて高く、絶大な需要に生産が追いついていません。
バーキンの製造には優秀な職人による手作業の技術が必要で、1つのバッグを完成させるのに数週間〜数カ月かかると言われています。また、素材には世界中から厳選された最高級の革を使用しており、何年使い続けても美しいビジュアルが保たれる精巧な仕上がりを魅力としています。
ファンの中にはバーキンをコレクションとして集めているという人もいて、中古市場でも取引価格は年々右肩上がりに上昇しています。
Q.バーキンで1番高い商品は何ですか?
希少な素材や特別なデザインが施された限定エディションは高価格になりやすく、ダイヤモンドや貴金属で装飾されたモデルが数百万、場合によっては数千万円を超える価格で取引されています。
例えば、ヒマラヤ・バーキンは非常に希少で、特別な染色技術が用いられており、オークションでは数千万円で落札されることもあります。また、ダイヤモンドがちりばめられたバーキンも高価で、特にコレクターズアイテムとして非常に人気があります。このような特別なバーキンは、単なるファッションアイテムを超え、芸術作品としての価値を持っています。
Q.バーキンやケリーはなぜ売ってもらえない?
エルメスは全世界で高い需要があるにもかかわらず、入荷数が非常に少ないため、人気アイテムには「1年に2個まで」といった購入制限が設けられています。また、実店舗でも商品の予約や取り置きといった対応を行っておらず、定価でもなかなか買えないというのが実情です。
ブティックによっては、お得意様へ優先的に商品を用意するところもあるようで、最高峰のハイブランドならではの背景があるのでしょう。
バーキンとケリーの違い | まとめ
以上、バーキンとケリーの違いについてさまざまなポイントから解説しました。
ブランド名 | バーキン | ケリー |
由来 | イギリスの女優ジェーン・バーキン | モナコのグレース・ケリー公妃 |
値段 | 新品価格1,200,000〜2,000,000円 | 新品価格1,200,000〜1,500,000円 |
デザイン | ハンドルが2本間口が広くマチ幅が調整できる | ハンドルが1本ショルダーストラップがついている |
サイズ展開 | 25〜55までの7種類 | 15から50までの8種類 |
どちらも世界的な知名度を誇る人気商品ですが、その品質の高さゆえに製造コストは非常に大きく、買えるチャンスは限られています。
バーキンとケリーの違いが分かっていれば購入時だけでなく、将来的に買い取りに出すことになったときも需要を見極めることができますので、ハイブランドが好きな方はぜひ今回の情報を参考にしてみてくださいね。