お持ちのROLEX(ロレックス)が、気づいたら動かなくなっていたことはないでしょうか。
動かなくなれば、故障を心配するでしょう。しかし、まずは落ち着いて腕時計の右側についているゼンマイを巻いてみましょう。
そこでこの記事では、ROLEX(ロレックス)が動作しなかった時や設定したい時に欠かせないゼンマイの巻き上げ方を紹介します。日付や時刻の合わせ方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ロレックスにあるゼンマイの巻き上げ方は3ステップ
では早速、ロレックスにあるゼンマイの巻き上げ方を紹介します。
ゼンマイの巻き上げ方は、3ステップです。
- 盤面の右横にある「リューズ」と呼ばれるつまみを6時方向に回す
- 緩んで少し飛び出た状態のリューズを12時方向に巻き上げる
- 巻き上げたら解放したリューズを元に戻す
まずは、リューズと呼ばれるネジ部分を6時方向(反時計回り)に回し、防水ロックを解除しましょう。防水ロックを解除すると、リューズが緩み、少し浮いた状態になります。
その状態になったら、人差し指と親指で摘み12時方向(時計回り)に回し、巻き上げていきます。
しっかりと巻き上げたら、緩めたリューズを再度6時方向(反時計回り)に回し、防水ロックを戻してください。
しっかりと閉めなければ、水分や汗の侵入により、故障の原因となりかねません。リューズが閉まっているか必ず確認してから使用しましょう。
ロレックスのゼンマイを巻き上げる回数の頻度は20〜30回
ロレックスのゼンマイを巻き上げる時の頻度は、20〜30回です。しっかりとマックスまで巻き上げたい時は、40回までは問題ありません。
ただし、リューズは巻けば巻くほど、指の感触が重たくなっていきます。
回し過ぎると、閉める時にゼンマイ切れを起こし、故障につながる恐れがあります。
ロレックスは、一度ゼンマイの巻き上げが完了すると、後は自動的にローターが動いて巻き上げなくても動作しますので、破損を防ぐために、20回程度にしておきましょう。
ロレックスのゼンマイを巻き上げるときのポイント
ロレックスのゼンマイを巻き上げるときのポイントは大きく2つあります。
- 腕から外してからゼンマイを巻く
- 巻き上げる時はゆっくりする
腕から外してからゼンマイを巻く
ロレックスに限った話ではありませんが、ゼンマイを回す時は必ず腕から外してから巻きましょう。というのも、腕につけた状態では真っ直ぐに力を加えられず、かけるべきではない方向に負荷がかかる恐れがあるからです。
大きな負荷がかかれば、故障の原因にもなりかねません。
また、単純に回しづらく、巻き終わるまでに長い時間がかかるでしょう。
巻き上げる時はゆっくりする
ロレックスのゼンマイを巻くときは、必ずゆっくりと行いましょう。
早く巻き上げようとすると、部品を傷める要因となり、故障につながりかねません。
特に、ロレックスは非常に高価な腕時計ですので、雑に扱うことなく丁寧に巻きましょう。
ロレックスのゼンマイで時刻の合わせ方
ロレックスのゼンマイで時刻の調整ができます。時刻の合わせ方は、大きく3ステップです。
- リューズを6時方向に回す
- 飛び出したリューズを2段階引っ張る
- 12時方向に回していく
時刻を合わせる際に気をつけたいポイントは、午後8時から深夜2時の時間帯での実施は避けることです。というのも、この時間帯は、日付を表示するムーブメントが、徐々に動いているからです。
このタイミングに手動で回すと、内部の機構に余計な負担がかかり、故障の原因になります。
ロレックスのゼンマイで日付の合わせ方
ロレックスのゼンマイで日付を合わせる方法を見ていきましょう。日付の調整手順も3ステップで行います。
- リューズを6時方向に回す
- 飛び出したリューズを1段階引っ張る
- 12時方向に回していく
時刻の場合だと2段階でしたが、日付は1段階のみ引っ張ります。
なお、曜日を表示する機能付きの場合は、3ステップ目で12時方向ではなく、6時方向に回しましょう。
ロレックスのゼンマイ切れを防止する3つのポイント
ロレックスのゼンマイを巻くときに異音がしたり、上手く巻けなかったりするときに切れている可能性が疑われます。では、こうしたゼンマイ切れを起こさないようにするためのポイントを3つ紹介します。
- ロレックスのゼンマイを巻きすぎない
- 潤滑油を切らさない
- 定期的なメンテナンスを怠らない
先ほどもお伝えしましたが、ロレックスのゼンマイを40回以上巻こうとすると、部品に負担がかかり切れる原因となります。最も多い要因となりますので、必ず目安の頻度となる20回程度にとどめておいてください。
また、腕時計には、豊富に組み込まれた部品を円滑に動作させるために、潤滑油が使用されます。
潤滑油は、ゼンマイの動力としても機能しており、切らしてしまうと腕時計の機能を大きく低下させかねません。
3〜4年ほどを目安として、定期的にメンテナンスをしてください。
まとめ:ロレックスのゼンマイは回数の頻度を守って定期的に巻くことが大切
ロレックスのゼンマイは、正しい方法とポイントをおさえて巻くことが大切です。
正しい方法で行わないと、故障の原因になりかねません。時計は繊細な部品で構成されているため、壊れやすいです。
ロレックスという高価な時計は、長い期間大事に使えるように、定期的に巻き直しや動作チェック、メンテナンスをしてください。
なお、質屋かんてい局では、ブランド時計の高価買取を行っています。ロレックスの腕時計を売りたい」と検討している方は、ぜひお気軽にご相談ください。