金とプラチナはどっちが高いのでしょうか。
いまいちわからないという方がかなり多いと思います。
もし質屋に金やプラチナといった貴金属を預けようと考えているのであれば、価値が高いのはどっちかを知っておいた方が良いでしょう。
そこで今回は、金とプラチナはどっちが高いのかについて紹介します。
□金とプラチナの用途の違い
まずは、それぞれの用途の違いについて見ていきましょう。
金には以下のような用途があります。
・指輪やネックレスといった宝飾品
金の消費量の半数以上が宝飾品とも言われています。
・大仏や寺などの仏教建築物
「金」と「寺」といえば、やはり金閣寺ではないでしょうか。
奈良の大仏像にも金は使用されています。
・投資
金融資産として金投資を行っている方はいらっしゃいます。
金は現物資産としても利用されています。
・工業用品
金は耐久性、導電性、展延性に優れており、銅線のメッキに使用されています。
・医療用品
最も一般的なのは金歯ですね。
銀やセラミックよりも寿命が長いです。
次は、プラチナの用途についてです。
・工業用品
パソコンやテレビのハードディスクにはプラチナが必要不可欠です。
・自動車の部品
プラチナの工業用途として大きな割合を占めているのが、自動車部品で割合は40パーセントと言われています。
・医療系
金属アレルギーになりにくいという特徴があります。
そのため、医療器具として使われることもあります。
・ジュエリー系
プラチナはジュエリーとしても使われています。
全体の30〜40パーセントほどでしょう。
□金とプラチナの価値
用途の違いについてご理解いただけたでしょうか。
それぞれの特徴についてもお変わりいただけたかと思います。
ここからは金とプラチナの価値について見ていきましょう。
金とプラチナは明らかに見た目が違いますよね。
また、金よりもプラチナの方が重いです。
水の比重を1とした場合、金は19.4で、プラチナの比重は金を上回る21.4です。
金も非常に重い金属ですが、プラチナはそれ以上となります。
さらに、採掘量についても違いがあります。
金がおよそ170000トン、プラチナはおよそ5000トンでされています。
では、どっちの方が価値は高いのでしょうか。
昔はプラチナが金の2倍ほどの値段で取引されていたので、プラチナの方が価値は高いというイメージをお持ちの方も多いです。
金とプラチナはそれぞれに相場が存在します。
価格が変動する要因も異なっており、金は国際情勢・金融不安によって高騰することが多いです。
プラチナは、自動車の排ガス触媒に多く使用されるため、世界的に景気が上向きで新車販売台数が伸びると上がりやすくなります。
どっちが価値が高いのかでいえば、相場が安定している金の方が上と言えるでしょう。
□まとめ
今回は、金とプラチナはどっちが高いのかについて紹介しました。
金とプラチナの用途については知らなかったこともあったのではないでしょうか。
質屋の利用をお考えの方はぜひ本稿を参考にしてくださいね。