一生使い続ける気持ちで手に入れた大切なロレックス。輝きを長く保つためには、正しいお手入れのポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
そこでこの記事では、高価なロレックスを安心してお手入れするためのポイントを徹底解説します。
水洗いは大丈夫なのか、オーバーホールはどこに頼めばいいのかといった疑問にもお答えしていますので、ぜひ参考にしてください。
ロレックスの手入れに使用する掃除道具を紹介!
ロレックスの腕時計を手入れする時に必要な道具は主に3つです。
- セーム革
- 歯ブラシ
- 爪楊枝
どれも安価ですぐに用意できるものばかりなので、用意しましょう。
①セーム革
ロレックスの手入れをするなら、セーム革はマストです。時計についた小さなホコリや汚れを傷つけることなく拭きとってくれます。
使用する際のポイントは、革の表面にゴミやホコリがついた状態のまま使わないこと。これを怠るとゴミが時計に擦れ、かえって傷をつけてしまう可能性があります。
②歯ブラシ
ベゼルや風防の溝など、細かい部分の汚れを取り除くのにはブラシを使用します。
お手入れ専用のブラシを使うのがベストですが、手元に無い場合は市販の歯ブラシでも代用できます。
時計の部品は繊細なので、洗浄力の高い硬めのブラシではなく、柔らかめの歯ブラシを使うようにしましょう。
③爪楊枝
拭き掃除では届かないような狭い隙間や細かい部分の掃除には爪楊枝を使います。先端をカッター等で削って少し尖らせると、小さな汚れもしっかりと落とすことができます。
ただし、尖った先端が金属部分に強く当たらないよう気をつけましょう。リューズやボタンなどのデリケート部品の作業には細心の注意を払ってください。
ロレックスの正しい手入れ・洗い方の手順を解説!
決して安い買い物ではない大切なロレックスを掃除するのは勇気が要りますよね。
しかし「失敗して壊したくない…」と後回しにしていると、どんどん劣化が進んでしまいます。
少しでも長く使い続けるためにも、正しい手順を覚えて定期的にお手入れするようにしましょう。
- ブレスレットの掃除
- 風防ガラスの掃除
- 裏蓋の掃除
それぞれ解説します。
①ブレスレットの掃除
直接肌に触れるブレスレットは皮脂汚れや手垢が付きやすい部分ですので、セーム皮を使って念入りに拭き取ります。
パーツの凹みや溝がある部分は、細かい歯ブラシや爪楊枝を使って丁寧に汚れを取り除きます。
決してゴシゴシと擦らず、傷をつけないように気をつけながら優しく掃除してください。
②風防ガラスの掃除
風防ガラスもセーム皮を使って優しく拭きます。
メガネを拭くときのようなイメージで円を描きながら、慎重に、均一に汚れを拭き取りましょう。
力を入れすぎるとガラスに傷が付いてしまうので、軽いタッチを心がけてくださいね。
③裏蓋の掃除
ブレスレットや風防ガラスと比べて見落とされがちですが、裏蓋も汚れが溜まりやすい部分です。中性洗剤を薄めた水に柔らかい歯ブラシを浸し、優しく磨いてあげましょう。
細かい部分に爪楊枝を使って汚れをかき出し、その後に再度歯ブラシで仕上げます。繊細で難しい作業のように見えますが、どれも難しい道具や専門知識は必要ありません。
定期的にお手入れをしてあげることで、大事なロレックスを常に最良のコンディションに保つことができますし、手間をかけたぶん愛着も深まります。
一生モノの腕時計になるように、正しくメンテナンスをしていきましょう。
5年に1回は「オーバーホール」の手入れがおすすめ!
ロレックスをはじめとする高級腕時計は非常に精巧に作られているため、部品のコンディションを維持するには定期的な「オーバーホール」が必要です。
オーバーホールとは、時計を細部まで分解・洗浄して、必要な場合には部品の交換やオイルの補充を行うこと。見た目には分からないような内部の劣化やトラブルを早期に発見して、故障を予防するのが目的です。
ロレックスのオーバーホールは5年に1回と推奨されていますが、時計の使用頻度やモデルによって異なるので、これはあくまで目安です。
不具合を放置すると時計はどんどん劣化して、最悪の場合修理ができなくなってしまうケースもあるので、少しでも動作に違和感があるなら一刻も早く点検に出す必要があります。
オーバーホールはきわめて高い技術が求められるので、依頼する業者は慎重に選ばなければなりません。
基本的には「ロレックス正規店」か「腕時計修理専門店」のどちらかに依頼します。
依頼先 | ロレックス正規店 | 腕時計修理専門店 |
料金 | 約50,000~100,000円 | 約30,000~50,000円 |
修理期間 | 約6~8週間 | 約4~6週間 |
ロレックス正規店は安心感と品質保証が魅力ですが、費用が高めで時間もかかることがデメリット。
一方、時計修理専門店では比較的低価格で引き受けてくれるうえに、修理期間も短い場合がほとんどです。
しかし、お店によって技術レベルに差があるため、修理実績や技術者の資格の有無を事前にしっかりと確認しておく必要があります。
中でも価格が極端に安い店舗は、資格を持っていない技術者が作業をする可能性もあるので要注意。品質をキープするためにオーバーホールを依頼したのに、故障して返ってきたら意味がありません。
それぞれのメリット・デメリットをしっかりと把握して、安心できる業者選びを心がけましょう。
ロレックスの手入れに関するよくある質問
ロレックスのお手入れについて、疑問が生じやすいポイントをまとめてみました。
- Q.ロレックスは水洗いしても大丈夫ですか?
- Q.ロレックスはどれくらいの頻度で手入れすれば良いですか?
- ロレックスは自分で手入れしない方が良いですか?
- ロレックスを手入れしないと寿命が短くなりますか?
愛着のある時計だからこそ、お手入れは慎重に進めたいものです。分からないところをしっかりとチェックして、大切な時計を長く使い続けていきましょう。
Q.ロレックスは水洗いしても大丈夫ですか?
ロレックスは防水性が非常に優れているブランドですので、ほとんどのモデルは水洗いしても問題ありません。
ただし、水以外の成分が含まれている海水や温泉水を使うと、防水機能が損なわれる可能性があるので要注意です。
お手持ちのモデルの性能をしっかりと確認したうえで洗浄してください。
Q.ロレックスはどれくらいの頻度で手入れすれば良いですか?
使用頻度や環境によって異なりますが、年に1回程度はクリーニングに、5年に1回はオーバーホールに出すことが推奨されています。また衛生面が気になる方は、使用後に柔らかい布で優しく拭いておくとキレイな状態が長持ちします。
Q.ロレックスは自分で手入れしない方が良いですか?
セーム革や歯ブラシを使って表面的な汚れを軽く落とす程度なら自分で行っても問題ありません。
しかし、巻き上げや部品の解体・交換が伴うような本格的なクリーニングはプロに任せるのが安全です。費用はかかりますが、正規の認定を受けている専門店へ依頼しましょう。
Q.ロレックスを手入れしないと寿命が短くなりますか?
定期的なお手入れを怠ると、汚れや汗が蓄積して金属部分が腐食しやすくなったり、機械の摩耗が進む可能性があります。
ロレックスは耐久性が高い時計ですが、寿命を縮めないためにも定期的にお手入れをしましょう。
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ロレックスの手入れ方法|まとめ
ロレックスを長く大切に使うためには、セーム革や柔らかい歯ブラシを使って、日常的にお手入れをしましょう。
防水性が高いモデルであれば水洗いもOKですが、あらかじめモデルの性能を確認することが大切です。
定期的な手入れを怠ると時計の寿命は短くなってしまいますので、プロによるクリーニングやオーバーホールも年単位で検討してみてくださいね。