2024年11月29日

パチンコ景品の金(ゴールド)は買取も持帰りもOK！1gいくらで売れる？

実は、パチンコの景品の金(ゴールド)であっても、延べ棒やジュエリーと同じように価値がつくって知っていましたか？

金は世界的に資産価値が認められている金属です。日々買取価格が推移しており、レートが高いタイミングを見計らってまとめて売却すれば、大きな収入を作ることも可能です。

「パチンコ景品の金が高く売れるって本当？」
「いくらで売れるのだろう？」
「売却することでリスクってあるの？」

この記事では、このような疑問についてまとめました。

パチンコ景品の金が手元にある方や、よくパチンコで遊んでいる方は、ぜひ参考にしてください！

パチンコの景品は2種類ある

パチンコで得た出玉は、次回に持ち越すこともできますが、「一般景品」または「特殊景品」に交換することも可能です。まずは、景品の種類について解説します。

お菓子や日用品などの一般景品

一般景品は、実際に食べたり使ったりできるアイテム全般を指します。風営法（風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律）により、景品ひとつあたりの定価は6,000円までと上限が決められています。

地域や店舗によってラインナップは異なりますが、以下のような景品が一般的です。

食料品（レトルト食品、お菓子、ジュースなど）
日用品（マスク、洗剤、シャンプーなど）
嗜好品（タバコなど）
雑貨（キーホルダー、マグカップなど）

パチンコ玉や現金へ交換できる特殊景品

特殊景品は、持ち帰って使用する一般景品とは性質が異なり、換金性に優れた景品をさします。パチンコ店内で出玉を現金に換金することは「賭博」に該当し、日本では犯罪行為です。そのため、パチンコの出玉を現金化したい場合は、現金化しやすい特殊景品に交換し、特殊景品をパチンコ店ではないところへ持ち込み「売却する」という形をとります。

パチンコ景品の金(ゴールド)は特殊景品のひとつです。金景品は、大景品(1g)・中景品(0.3g)・小景品(0.1g)と3つのサイズで用意されていることが多く、出玉の数によって好きなサイズのものを指定して交換できます。

【補足】特殊景品は地域や店舗ごとに異なる

貴金属を使った特殊景品は、一般的にはプラスチックケースに封入されています。金だけではなく、銀が使われている景品もあり、地金の形状は小さなカードやメダル、古銭のレプリカなどさまざまです。中には、封入された金に穴をあけておき、ケースから出してチェーンを通すとネックレスとして使うことができるようになっているものも。

あくまでも、パチンコで得ることができる景品のひとつと位置づけられており、地域や店舗によって形態が異なります。

特殊景品の買取や持ち帰りは違法ではない

法律では、「お金を増やすために、ゲームにお金を賭ける」という行為が禁止されています。パチンコ店内で出玉を現金に換金すると、ギャンブル(=違法行為)をしているとみなされるでしょう。

そうならないために、パチンコ店ではパチンコの出玉と交換できる景品を「現金以外の物」にしています。「ゲームをして景品を得た」という形なら、ゲームセンターでクレーンゲームを行い、景品を手に入れる行為と同じ扱いになるため、パチンコの出玉を特殊景品に交換すること自体に違法性はありません。

また、景品を買取店へ持ち込んで換金することも、違法にはあたりません。クレーンゲームで取った景品を、リサイクルショップに買取りしてもらったとしても、何も問題がありませんよね。これと同じで、不用品となった私物を売却しているだけなので、安心してください。

金(ゴールド)の買取価格の相場は1gいくら？

金は純度によって価値が変わります。純度は「K24」「K18」などで表記されているため、相場を見る前に純度をチェックしておきましょう。

金の純度と2024年11月時点での1gあたりの買取価格相場をまとめました。

	純度・混合物	1gあたりの相場（2024年11月時点）
金(延べ棒)	純度99.99%	14,000円前後
K24(24金)	純度99.99%	13,000円前後
K22(22金)	純度91.7％・混合物8.3％	12,000円前後
K18(18金)	純度75％・混合物25％	10,000円前後
K14(14金)	純度58.5％・混合物41.5％	8,000円前後

金の買取り相場は日々変動があります。売却する際は、相場が上がっているタイミングで持ち込むことで、高値がつきやすくなるでしょう。

パチンコ景品の金(ゴールド)を買取してくれる業者

パチンコの景品で手に入れた金を現金化するには、買取してくれる業者の元へ持ち込み売却する必要があります。ここでは、パチンコ景品の金の買取をしている業者を見ていきましょう。

TUCショップ(パチンコの換金所)

パチンコ店の近くには、必ずといって良いほどTUCショップなどの換金所があります。パチンコの特殊景品を持ち込んで換金してもらうことができ、店舗の近くにあることから、パチンコ店から換金所へ直行する形が一般的です。

ただし、ショップによっては、古いデザインの特殊景品の換金ができなかったり、パチンコ店のレシートの提示を求められる場合があります。景品の金を集めておき、金の買取相場が高い日にまとめて換金することができない可能性もあるため注意しましょう。

質屋や貴金属買取専門店

特殊景品を現金化したい場合は、質屋や貴金属の買取専門店へ持ち込むことも可能です。パチンコ店でもらった特殊景品をすぐに現金化せず、レートの高い日にまとめて換金したい場合は、こちらに持ち込みましょう。

ただし、質屋や貴金属買取専門店は、金の品質が確認できないと買取ができません。

一般的に、金には純度や製造業者・シリアルナンバーが刻印されています。これらの刻印が確認できるものは、質屋や貴金属買取専門店でも買取が可能です。

ところが、パチンコの特殊景品の場合、TUCショップが買取りをする前提で作られており、刻印がないものもあります。この場合は質屋や貴金属買取専門店では買取できないケースが多いため、注意が必要です。

リサイクルショップは買取不可の場合もある

リサイクルショップは、買取した品物を店頭で販売することで利益をあげています。そのため、「再販できる品物でなければ買取できない」というショップも多く、パチンコの景品で交換できる金については買取してない場合があります。

また、買取してもらえたとしても、買い手が見つかるかわからないというリスクから、相場よりも安く買いたたかれる可能性も否定できません。

どうしてもリサイクルショップで売りたいのであれば、事前にホームページで買取実績を確認し、相場に沿った査定ができるのか確認しておきましょう。

パチンコ景品の金(ゴールド)を売る際の注意点

パチンコ景品の金の売却額は、いつも一定の額になるわけではありません。売却時の買取価格のレートによって査定額が変わったり、売却額によっては税金がかかる場合があるうえ、業者によっては相場より安く買いたたくことも。

金の売却で損をしないために、注意しておきたいポイントを紹介します。

金の相場をチェックしておく

金は、純度によってそれぞれ買取価格が異なるうえ、買取相場は毎日変動があります。純度ごとの相場を確認し、高値がつくタイミングを計ることで、より高値で売却できるでしょう。

また、事前に相場をチェックしておくことで、査定で相場よりも明らかに安い金額を提示された場合でも、妥当な金額でないことに気づきやすくなります。知識不足による損失を防ぐためにも、金を売却する際は、必ず事前に買取価格の相場をチェックしましょう。

買取金額によっては税金がかかる

金の取引については、売却で年間50万円以上の利益が発生すると、税金がかかります。税金が発生すると確定申告が必要で、確定申告を行わない場合は税務署に脱税を疑われ税務調査に入られたり、延滞税を上乗せして徴収される可能性もあります。このルールは、パチンコの景品の金であっても適用されるため、大量に換金する場合は、50万円を超えないよう調整するか、超えてしまった場合は確定申告を忘れずに行うよう注意しましょう。

特に、1回の金の売却で200万円を超える取引をした場合は、買取業者が税務署へ「金地金等の譲渡の対価の支払調書」を提出します。氏名や取引日、取引内容、金額などが税務署に報告されるため、ごまかしたり隠蔽したりせず、正しく申告しましょう。