近年、ファッション業界におけるコラボ文化が急速に広がっています。
ファッションブランドとアニメや漫画とのコラボは、発売されるたびに話題になっていますよね。
今回は、LOEWE(ロエベ)やその他のブランドの歴代コラボとその背景について解説します。
□ロエベやその他のブランドの歴代コラボを解説!
1つ目は、ルイ・ヴィトンと村上隆のコラボです。
2003年、マーク・ジェイコブスがクリエイティブ・ディレクターとして在籍していた時期の「ルイ・ヴィトン」から、村上隆とのコラボアイテムが登場しました。
このコラボレーションはポップカルチャーを大々的に取り込んだ手法として、エポックメイキングな出来事として多くの人々に認識されました。
2つ目は、グッチと荒木飛呂彦のコラボです。
2011年、ブランド創設90周年を迎えた「グッチ」と画業30周年を迎えた荒木飛呂彦がコラボしました。
その結果、「岸辺露伴 グッチへ行く」というコラボ漫画の原画展が開催され、ファッションと漫画の新しい融合が大きな話題となりました。
3つ目は、ロエベと「となりのトトロ」のコラボです。
2020年にコラボしたこのアイテムは、両者の世界観が上手く融合した遊び心溢れるデザインとして、ロエベの既存の顧客だけでなく、ジブリのファンからも注目を集めました。
□コラボの背後には?
*クランチロールの普及
クランチロールは、多くの人々がアニメを視聴するプラットフォームとして利用しています。
サービスの普及により、アニメのファン層が世界中に拡大しました。
このような背景から、ハイブランドがアニメファンをターゲットにしたコラボを増やしていきました。
*Y2Kファッションとの相性
近年、2000年代初頭のカラフルで派手なデザインのファッションが再び注目されています。
このY2Kファッションとアニメや漫画のカラフルなデザインは非常に相性が良く、多くのブランドがこの組み合わせを取り入れています。
*ブランド同士のコラボへの飽き
一般的にブランド同士のコラボは多く見られるようになりました。
しかし、消費者は次第にその魅力をあまり感じなくなっている傾向にあります。
その中で新しい価値を提供するために、アニメや漫画とのコラボが新しい方向性として選ばれているのです。
□まとめ
ファッションとアニメや漫画のコラボは、近年のトレンドとして注目されています。
特に、ロエベとジブリのコラボでは、「マックロクロスケ」の正式名称が実はカタカナ表記であることがSNS上で話題になりました。
また、コラボの背景にはクランチロールの普及やY2Kファッションとの相性、ユーザーのブランド間のコラボへの飽きなど、様々な要因が影響しています。